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このページでは、NPO法人日本拳法協会の猪狩元秀理事長が、
毎年度当初に発表される「心得」を一般公開しております。
掲載物の更新は、年一回の予定です。 |
| 2008年(平成20年) |
| 『知 恩 報 恩 知 徳 積 徳』 |
理事長 猪狩元秀
平成二十年度を迎え会員の皆様は心新たに一年の計画を立てられたことと存じます。人は「高い志」「感謝の心」「プラス思考」で成長します。吾々が修めている武道の真髄は「文武両道」「心・技・体
一如」であり、当協会の真髄は「日本拳法五法一如」です。
本年度より年度初めの事務局通信に「文」「心」「作法」を「徳」という観点に立ち、少しでも人づくりに役立てていただきたいとの一念で書いて参ります。
何故に「文」「心」「作法」が最初なのでしょうか。徳とは武士の規範(人の手本)であり、恩とは恵みや慈しみのことです。四方励之形の意義である「四恩」を辞書で調べると@父母A国王B衆生C三宝とありますが、当協会は「四恩」を人として生きる基本理念と考え「天地国土の恩・父母師友の恩・衆生の恩(生きとし生ける全てのもの)・物の恩」としています。
「知恩報恩」とはこれらの恩を理解し、生かされていることに感謝すること、そしてその心を形に表す努力をしてくださいと言う訓えです。「何だ そんな事を知ってるよ」と思う方は再認識し、感謝の心を持って日々実践してください。三矢撃之形の意義の一つに陽明学の訓え「知行合一(ちこうごういつ)」があります。知は行の元であり、行は知の発現であると説いています。これは知識と行動は合して一つになると言う訓えです。
「知徳積徳」これも先人の築いて来た叡知です。先人の訓えや伝統文化を戦後大人が否定し、人権・自由・平等を説えて来ました。これらの土台には「責務と自覚」があったはずですが、大人たちはその責務と自覚を訓えることなく今日の現状となりました。未だにおかしいと気付かずに責務と自覚のない人権・自由・平等を説えている輩がいます。「知恩報恩 知徳積徳」を知らない人(忘れた人)また知っていても実践しない人が多過ぎます。利己主義(自分さえ良ければ良い)の蔓延を改め、一日も早くこの現状を打破しなければなりません。その為には「草奔崛起」(吉田松陰先生の訓え:在野の有志が立ち上がる以外にこの日本の現状を打破する道はない)する以外にありません。そして利他の心を伝播させることです。
当協会は武道としての日本拳法を志しております。武道は武士道でありその時代時代を咀嚼し変化して来ました。武道は武士道の継承であり、その精神も武道精神に他なりません。「至誠(真心)」の実践こそが日本精神に繋がります。武道の真髄は現代でも「文武両道」[心・技・体一如」であり、人格向上の「至誠」を目指すものです。その為には今修行している日本拳法を通して先人の訓えや伝統文化を修得することです。
会員の皆様、今日から「知恩報恩 知徳積徳」と「日本拳法五法一如」を実践し、誇れる協会にして行こうではありませんか。
今年度も稽古や試合において怪我などのないことを御祈念申し上げ、本年度初めのご挨拶と致します。
招福合掌
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